09/05/20 23:06:12
人間の尿管は直径4ミリ程度。尿管結石を患うと刺すような激痛が走るというが、インドでは
14歳の少年の尿管に魚が侵入するという珍事が起きた。オーストラリアのニュースサイト
「NEWS.com.au」が昨年9月に伝えたもので、侵入した魚は長さ2センチ、幅1.5センチと、そ
んな場所に入り込むにはかなりの大きさだ。その報道から8か月、ソーシャルニュースサ
イトに投稿されたことにより米国で注目を集め、大反響が寄せられている。
この少年は、家で魚の水槽を掃除中に尿意をもよおしたため、魚を手につかんだままトイ
レに入った。すると、用を足している最中に魚が手から滑り落ち、尿道に侵入。さらに、魚は
尿管の中を進んで膀胱まで達した。そのため少年の尿管が詰まり、24時間痛みに苦しん
だという。信じられない話だが、実は少年が飼っていた魚が問題だった。
少年が飼っていたのは、南米のアマゾン川などに生息するナマズの仲間「カンディル」。
大きな魚に寄生して血や肉を食べるという肉食性で、大きな魚のエラから出るアンモニア
に反応して近づく。つまり、少年が用を足している最中に手から落としてしまったことでカン
ディルが尿のアンモニアに反応し、尿道に入り込んだのだ。自身よりもはるかに狭い中も
進むことができるため、少年の膀胱まで達してしまった。
病院は当初、医療用の特殊なピンセットでつまみ出そうと試みたが、カンディルがツルツル
してつかめず、尿管結石の際に用いられる尿管鏡を使い摘出した。あまりの出来事に少年
がトラウマにならないよう、カウンセリングも行われたという。アマゾン川流域の住民の間で
は、カンディルによる同じような事例もあり、男女問わず恐れられているのだとか。
米ソーシャルニュースサイト「Digg」ではこの不思議な出来事を伝えるニュースが5月17日
に投稿されると、1日半で330件ものコメントが集まった。「これは今まで読んだ記事で最も
痛い話だ」「バカな魚に祈りを捧げよう」などの声のほか、「彼は何でトイレに魚を連れて行
ったんだ?」というもっともな疑問も。いずれにせよ、カンディルに出会ったら要注意という
ことだけは覚えておいたほうがよさそうだ。
URLリンク(www.narinari.com)