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麻薬取締法違反罪と関税法違反罪に問われた、世界的に有名なサーカス集団
「シルク・ドゥ・ソレイユ」の団員で米国・ロシア両国籍のオウチャコフ・オレグ・
ニコライビッチ被告（４３）の初公判が７日、横浜地裁（小森田恵樹裁判長）であり、
同被告は起訴事実を認めた。
検察側は「違法薬物への親和性が高く、反省の態度は不自然」として懲役２年を求刑。
弁護側は「有罪判決の後は職を失うことになる。広く報道され、社会的制裁は受けている」
として執行猶予付き判決を求めて即日結審した。判決は１９日。
起訴状などによると、２月からのイベント「コルテオ」に出演予定だった被告は
今年１月１３日、合成麻薬の錠剤５錠を隠して米マイアミ市内から発送した
荷物を京浜港大井ふ頭（東京都品川区）に陸揚げさせたほか、３月５日、
東京都新宿区内のホテルの室内で別の合成麻薬を含有したカプセル１３個
を所持するなどしたとされる。
検察側は、調べに対し、被告が「良い演技をするためには薬物が必要。
薬物は生活の一部と供述している」と指摘した。
ソース：読売新聞 （2009年5月8日15時25分）
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