09/04/14 00:36:01
ブラジル人を中心に外国人が増え続ける愛知県の豊橋市は13日、
対策についてまとめた「平和・交流・共生の都市宣言推進計画」と「多文化共生推進計画」を冊子にして公表した。
外国人が増え続けることによって、社会ニーズは親善・交流から定住・共生へと変わってきており、
特に子どもたちにスポットを当て、(子ども)多文化共生センターの設置など、
09年度から5カ年間にわたり、具体的に取り組む事業を明記した。
同市は06年12月、市制施行100周年を記念して同宣言を行った。
これを進めるため推進計画を作り、さらに最重要課題である「共生」を取り出し、多文化共生推進計画にまとめた。
都市宣言推進計画では、取り組みの基本方向として、
①国際協力を通じた平和への貢献
②交流による国際理解の推進
③多文化共生社会の実現に向けて―の3つを定め、それぞれ課題を検討し、推進方針を立てた。
具体的に、09年度から、公共施設における映画「早咲きの花」の上映や、
多文化共生コーディネイターの養成、東三河外国人市民会議の開催、プレスクールの実施などを新しく始める。
また推進体制として、10年度に多文化共生推進連絡会議を設置し、(子ども)多文化共生センターの設置について取り掛かる。
多文化共生推進計画では、さらにこれらの諸事業について、事業主体や事業内容を記述し、具体化させた。
事業ごとに目標値を定め、計画最終年度の13年には、人権尊重の意識づくりでは、
外国人市民が増加することを好意的に感じる市民の割合を現在の36・6%から50%。
地域社会への参加の仕組みづくりでは、外国人の自治体活動等への参加率を26・9%から50%にそれぞれ引き上げる。
子どもの学習環境の充実では、外国人生徒の高校進学率を79・5%から90%にする―など。
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