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(CNN) オーストリア北東部アムシュテッテンで実の娘を24年間自宅の地下室に
監禁したうえ、性的に暴行し子どもを7人も生ませたヨーゼフ・フリッツル被告(73)の
裁判が16日、ザンクトベルテンの裁判所で始まり、同被告は婦女暴行罪と監禁罪、
娘とその子どもたちの脱走を防ぐためわなを仕掛けるなどした襲撃罪を認めた。
フリッツル被告は1996年、娘エリザベスさんに産ませた子どもの1人に医療措置を
受けさせず、死亡させたとして殺人罪にも問われ、エリザベスさんを奴隷のように
扱った罪でも起訴された。ただし同被告は、これら2件の罪状を否認した。
事件は昨年4月、エリザベスさんの子どもが重い病気にかかり、病院で治療を受けたことが
契機で発覚。不審に思った病院職員が警察に通報した。フリッツル被告は11月に起訴された。
英スカイニュースの映像によると、フリッツル被告はメディアの注目を避けるように
青いバインダーで顔を覆い、制服姿の警官に付き添われて入廷した。裁判は非公開
で5日間行われる予定だが、短縮される可能性もある。有罪となった場合、
フリッツル被告は終身刑となる見通し。オーストリアには死刑制度はない。
ソース:Yahoo!ニュース 3月16日17時9分配信 CNN.co.jp
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