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★反ユダヤ言動、欧州で急増 英では20余年で最悪ペース
【ロンドン26日共同】
国連が指定したホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)国際追悼
デーである27日を前に、ユダヤ人国家イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ
攻撃に反発し、イスラエル軍をナチスと同列視するなどの「反ユダヤ的言動」が
急増している。
英国やフランス、オランダでは年明け後、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)への放火
もあった。英国ではこれら反ユダヤ的言動が過去20数年間で最悪になったとして、
ユダヤ系団体が懸念を示している。
「反ユダヤ主義や偏見で、何百万の命が失われたことを忘れてはならない」。
ブラウン英首相は21日、追悼デーをめぐり議会でこう答弁、反ユダヤ主義を
なくす教育の重要性を強調した。
答弁は、欧州で何世紀にもわたる反ユダヤ主義の根深さの裏返しでもある。経済の
低迷も反ユダヤ主義の温床になっているとされる。イスラエルを嫌うイスラム系
移民も増えている。
シナゴーグの自警活動などをしている英国のユダヤ系団体CSTによると、年末の
攻撃開始から1月中旬までの18日間に、全英でユダヤ敵視の主張や落書き、人や
建物への襲撃などが150件あった。記録を取り始めた1984年以来「最悪」。
2009/01/26 16:19 【共同通信】
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