09/01/24 22:43:06
英国を象徴するものの1つに挙げられる「衛兵」。赤い上着と黒の大きな帽子を身に着け、宮殿前に
じっと立つ衛兵と一緒に記念撮影する観光客は少なくない。英紙サン(電子版)は23日、この人気者
であるはずの衛兵が観光客に襲いかかったという衝撃的なニュースを伝えている。
オックスフォードで英語を学んでいるコロンビア人留学生Nick Ibarraさん(23)は、友人のSuzanne-
Cadoschさん(22)とロンドンのセント・ジェームズ宮殿を訪れていた。Suzanneさんが宮殿前で歩く
衛兵の姿をビデオ撮影する間、Nickさんは衛兵の横を同じように歩いてみせたという。
王族の身に危険が及ばない限り、衛兵は持ち場を決して離れないと聞いていたNickさん。満面の笑みで
衛兵のマネをしていたが、その笑顔は一瞬にして恐怖の表情に変わることになった。
ニコニコ顔でマネされたことに腹を立てたのか、突然近づいてきた衛兵の1人がNickさんの後頭部を
わしづかみにして履いていたブーツでけろうとしたという。衛兵は何やら怒鳴りながら、持っていた
ライフル銃でNickさんを押しのけたとNickさん本人は語っている。
衝撃のあまり、ビデオカメラを回すことを止めてしまったという友人のSuzanneさん。
「とにかく恐ろしくて、2人で逃げ出しました。衛兵に向かって面白い顔をしてみせたり、隣で記念撮影
したり、一緒に歩いてみたりする観光客を時々見かけますが、あの衛兵はそれが面白くなかったんでしょう
ね。今は衛兵の気持ちも何となく分かる様な気もしますが、あの時は本当にゾッとしました」と語っている。
毎日のように観光客に冷やかされていると、訓練を受けた衛兵でもストレスがたまるのかもしれない。
とはいえ英国の“シンボル”。紳士的な態度は守ってほしいところだ。
(09/01/24 16:00:Web-Tab)
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