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2009年1月20日正午(現地時間)、米民主党のバラク・オバマ氏が第44代大統領への
就任を宣誓し、世界中のメディアがこれを報道する中、中国国営通信社・新華社も
21日早朝、就任演説の内容を報じた。記事中では、カナダ紙「ナショナル・ポスト」の
記事を引用しながら「ホワイトハウス史上最年少のスピーチライター」についても触
れている。このほどの就任演説は、オバマ新大統領と弱冠27歳のライターが共同で
執筆したものだったのだ。
オバマ新大統領の主任スピーチライターを務めるジョン・ファヴロー氏は現在27歳。
マサチューセッツ州の大学・the College of the Holy Cross卒業後にスピーチライタ
ーとしてデビューし、23歳でオバマ氏のライターに抜擢される。その出会いは、4年前
の民主党大会の舞台裏で、ファヴロー氏がオバマ氏の演説原稿の誤りを指摘したこ
とからだという。
演説の名手として知られるオバマ氏だが、これは平易な語彙を用い、一文を短く区切
ることで、誰にでもわかりやすい内容に仕立てたファヴロー氏の筆に拠るところも大き
いと言えよう。感動を与えるスピーチを書くコツについて、同氏は「オバマ氏になりきっ
て書くことです。彼の身振り、発声、抑揚なども考慮しながら」と語り、オバマ氏の著書
「マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝」を肌身離さず持ち歩いていたことも明かした。
大統領選が開始してからの18か月間、彼はしばしば徹夜で原稿に対峙することとなっ
た。エスプレッソを片手に、時にはコンピューターゲームで気晴らしをしながら、平均す
ると毎日午前3時まで責務に取り組んだという。今回の就任演説に際しては、オバマ氏
と数時間のミーティングを経た後、数週間をかけて歴代大統領の就任演説やその批評
をたぐり、最終的にはコーヒーチェーン店・スターバックスの店内で初稿を仕上げたと
いう。(翻訳・編集/愛玉)
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