09/01/16 15:42:21
★虐殺ドイツ人か 人骨1800柱 ポーランド ソ連進攻犠牲者の可能性
【ベルリン=三浦耕喜】
ポーランド北部マルボルク市は十四日、市内の工事現場から約千八百柱の人骨を
発見したと発表した。第二次世界大戦末期に虐殺されたドイツ人の住民だった
可能性が高いとして、当時の目撃情報を求めている。
現地の報道によると、最初に人骨を発見したのは昨年十月のこと。ホテルの建設
現場で基礎工事をしていた際に掘り起こした。一日に百柱を発掘することもあり、
これまでに約千八百柱を確認したという。約百柱の頭骨には銃で撃たれた穴が
あった。人骨は女性や老人、子どものものまでさまざまなことから、一般人と
みられる。
同市は第二次大戦終了まではドイツ領の「マリエンブルク」だったが、一九四五
年三月にソ連軍が同市に進攻。多くのドイツ人住民は避難したものの、一部は
市内にとどまり行方不明となった。独DPA通信によると、当時の行方不明者は
千八百四十人とされており、今回発見された人骨が行方不明者のものである
可能性は高い。
近く検視が行われるが、着衣や所持品などは見つからなかったことから、個人の
特定は困難の見通し。地元司法当局者は「手がかりを得るべく、目撃者や事情を
知る人を捜している」と話している。
2009年1月16日 東京新聞 朝刊
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)