08/12/16 18:24:12
ロシア通貨は敗北を認めている(安くなる)。
モスクワ銀行間通貨市場での取引では、1ドル当たりすでに28ルーブル以上になっている。
ルーブルとドルのレートがこの水準になったのは2006年春以降のことである。専門家は一致して、
今後はルーブルはさらに弱くなり、問題はルーブルが如何なる所まで下落するかだけだと予測している。
悲観論者は来年は1ドル40ルーブルになり、銀行家は折から米ドルで融資を受けていた債務者には、
今後はドルではなく今後ルーブルで借金するよう提案している。
ヴェネシトルグバンク24(VTB 24)は、ドルの抵当の融資替えを始めた。そしてこの例は例としては
たった1つではない。複数の銀行は個人レヴェルの手順でも顧客にこのようなサービスを提案している。
銀行は、このようにして自行の債務者の通貨リスクを最小限にさせたく、一致してドルレートの変動のために
未払いの伝染が起きないように自分に保険を掛けている。
11月には、ロシアの金融当局はルーブルを徐々に切り下げることをしが始まると表明した。
半月の間、中央銀行は、2度、主要通貨(ドル、ユーロ)の bi-Currencyバスケットに対するルーブルレートの
幅を広げた。その結果、ルーブルは急速に弱くなり始めた。
わずか夏の半ばからドルは、16%以上も上昇し、ドルで借入をしていた借入額も比例して高くなった。
専門家は、2009年の1-2月には、ドルは30ルーブルまで上昇し、政府は、ルーブル維持ために金通貨貯蓄を消費
しながら、平坦な切下げを継続するかあるいは、1ドル当たり約40ルーブルまでルーブルを急激に下落させるか、
決定に迫られるだろう。尤もルーブルの運命はそれほど嘆き悲しむほどではないかも知れない。
しかしそれはロシア金融当局がルーブルを支えるために積極的に動いているためではなく、アメリカ経済の複雑さ
のためだ。
>>2以降につづく。