08/12/15 01:54:59
国際教育到達度評価学会(IEA)が、参加40か国から集められたデータに基づいて編纂した
報告書「国際数学・理科教育動向調査2008年版」が発表された。
その報告書によると、オーストラリアの小学校も460校がデータを提出しており、第4学年の
生徒の4分の1以上がいじめられた経験があると答えている。
かつて、オーストラリアのメディアは、イジメを「日本の特殊現象」のように報道したものだが、
12月14日、フェアファクス系紙は、「IEAの報告書は、児童保健専門家や、過去6年間にわたっ
てイジメをなくすプログラムを実施してきた教育機関に警告を鳴らしている」と報道した。
調査によれば、オーストラリアの小学校でのイジメ被害者数は世界的な平均を50%近くも上
回っており、データを提出した36か国中でイジメ率がオーストラリアより大きかったのはクエー
ト、カタール、台湾、ニュージーランドだけだった。
NSW州政府のベリティ・ファース教育相は、「公立学校の停学期間を最高20日まで拡大した
他、イジメの問題では学校長の権限を強化してきた。NSW州の学校は安全であり、イジメや盗
みなどには断固とした態度を取っている」と説明している。しかし、NSW州保護者市民協会連合
のダイアン・ギブリン会長は、「この数字には非常に憂慮している。イジメ対策を強化しなければ
ならない」としている。(AAP)
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