08/12/12 15:08:41
★中国式拷問を参考と米報告書 テロ容疑者収容所での虐待
【ワシントン11日共同】
キューバにあるグアンタナモ米海軍基地の収容所などで米軍がテロ容疑者
に対し行った虐待は、朝鮮戦争(1950-53年)の際に中国側に
捕らわれた米兵が受けた拷問を参考に行われていたことが11日、米上院
軍事委員会の超党派の報告書で明らかになった。
グアンタナモやイラクの旧アブグレイブ刑務所で行われた水責めや睡眠を
奪うなどの虐待行為は、通常の尋問で引き出せない証言を得るため、現場
指揮官が必要に迫られ実行したと現政権側は説明してきた。
しかし報告書はこれを否定。2002年2月にブッシュ大統領が、捕虜の
人道的扱いを定めたジュネーブ条約は国際テロ組織アルカイダやアフガニ
スタン旧政権タリバンには適用されないと宣言した文書に署名したことが
きっかけで、虐待が始まったと認定した。
その上で同7月、当時のラムズフェルド国防長官側近が、米軍訓練施設で
用いられる手引書を参考に具体的な尋問方法を取りまとめたと指摘。
手引書は本来、米兵向けに捕虜の心構えを説く内容で、朝鮮戦争で中国側に
捕らえられた米兵が、共産主義の宣伝を強要され体験した拷問の方法が
列挙してあったという。
2008/12/12 10:19 【共同通信】
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