08/12/05 22:06:10
■ 日・ポーランド首脳会談(概要)
* 外務省
URLリンク(www.mofa.go.jp)
4日(木曜日)午後6時30分より午後7時30分まで、麻生総理大臣は、訪日中のカチンスキ・
ポーランド共和国大統領と首脳会談を行い、二国間関係及び国際情勢につき意見交換を
行ったところ、概要以下のとおりです。両首脳は、首脳会談に続き共同記者発表を行うと
共に、夕食会において打ち解けた雰囲気の中懇談を行いました。
1.二国間関係
(1)冒頭、麻生総理より、昨年5月のポーランド訪問時のカチンスキ大統領の歓待に謝意を
表した上で、基本的価値観を共有し、欧州で一層存在感を増すポーランドとの関係を重視
している旨述べました。両首脳は、伝統的に友好な両国関係の基盤の下で、国際社会の
安定と繁栄のため、両国で一層協力していくことで一致しました。
(2)両首脳は、来年の日・ポーランド国交樹立90周年、2010年のショパン生誕200周年を通
じて、両国関係を政治、経済、文化等、幅広い分野で、更に発展させていくことで一致しま
した。国交樹立90周年については、ロゴ・マークが発表されました。
(3)両首脳は、両国間の政治レベルの活発な交流を歓迎するとともに、二国間の政策対話
に加え、日本とポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの4カ国からなるヴィシェグラード
4カ国との「V4+1」協力の強化について意見が一致しました。これに関連して、12月上旬に
ワルシャワで「V4+1」政策対話を開催することで合意しました。
(4)両首脳は、両国の経済関係に更なる発展の余地があることで一致しました。麻生総理
からは、製造業の伝統と実力のあるポーランド経済への日本の経済界の高い関心に言及
しつつ、ポーランド側の投資環境整備に向けた一層の努力に対する期待を表明しました。
カチンスキ大統領より、約200社という日本企業のポーランド進出は喜ばしい、今後更に
一層日本企業の対ポーランド直接投資を期待する、ポーランド製造業への高い評価に感
謝する、ポーランドの製造業は、今はEUとの関係で造船、製鉄等一定の制約下にあるが、
現下の国際経済危機勃発以降、EU各国もより拡大志向の政策に転換する傾向もあり、
新しい機会が訪れる可能性もあろう旨述べました。
(5)麻生総理より、両国間の一層の相互理解、交流促進を図るため、来年1月から、日本
文化発信ボランティアをポーランドに派遣する予定を表明しました。カチンスキ大統領より
これを歓迎しつつ、日本が長い伝統と歴史を有する国であることに今回改めて思いを致し
た、日本の歴史についてポーランドのみならず欧州はもっと知るべきであると思っている
旨述べました。
(一旦切ります、続きは>>3くらい)