08/12/03 14:39:48
★携帯メール100万通でエイズ検査の受診呼びかけ 南ア
ロンドン(CNN)
南アフリカ共和国で1日、毎日100万通の携帯メールを送ってエイズ検査の
受診を呼びかけようという啓発キャンペーン「プロジェクト・マシルレケ」が
始まった。
プロジェクトはエイズ啓発活動を行っている慈善団体や携帯電話会社ノキア
などの協力で、南アフリカ全土で展開。人口の80%に当たる4300万人が
携帯電話を持っている状況に目を付け、検査受診を呼びかけるメールを1日
100万通、1年間にわたって送信する。本格実施に先立って行われた実験
期間中は、エイズヘルプラインに寄せられた電話の件数が200%増えたという。
携帯メールはアフリカ諸国で普及している「PCM(プリーズ・コール・ミー)
サービス」を利用。PCMメールは通常「プリーズ・コール・ミー(電話をくだ
さい)」の一文と電話番号に120文字のメッセージを添えて送るが、ここに
「すぐに具合が悪くなったり疲れやすかったり痩せたりして、HIV感染かも
しれないと不安に思っていませんか?
エイズヘルプラインまでお電話ください」というメッセージを入れる。
国連の統計によると、南アフリカには推定600万人のHIV(エイズウイルス)
感染者がいるが、感染者に対する偏見がいまだに根強く、必要な治療を受けて
いるのは10人中1人にすぎない。
こうした状況に対応してプロジェクト・マシルレケではプライバシーを保証し、
治療にも複数の選択肢を用意、自らもHIVに感染している人がカウンセリング
に当たるなどのサービスを提供している。
2008.12.02 Web posted at: 18:19 JST Updated - CNN
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2003年に携帯電話を使ったキャンペーンを展開したネルソン・マンデラ元南ア大統領