08/11/26 09:21:15
★暗殺か?第2次大戦中のポーランド亡命政府首相の死 遺体発掘し再調査
第2次世界大戦中の1943年、当時のポーランド亡命政府首相で最高司令官、ヴワディスワフ・
シコルスキ(Wladyslaw Sikorski)将軍が飛行機事故で死亡した事件について、旧ソ連による暗殺との
説を再調査するため、遺体を発掘して異例の調査が行われる。
シコルスキ将軍の遺体は25日、ポーランド南部クラクフにある墓地から発掘された。検察官立ち会いの
もとで検視が行われる。
社会主義時代の政治犯罪などを調査・訴追するため、98年にポーランドで発足した国民記録機関(IPN)は
今年9月、シコルスキ将軍の死に関する調査を開始した。
クラクフにあるヤギロニアン大学の法医学者Malgorzata Klys氏は、AFPに対し「(最初の)検視は12時間は
かかる。何が明らかになるかは分からない。事故死と暗殺という2つの説について検証する」と述べた。
結果は1か月以内に出るだろうという。
シコルスキ将軍は第2次大戦中、1939年にナチス・ドイツに続きソ連がポーランドを侵攻すると、亡命先の
英ロンドンから亡命政府を率いたことから、同じくロンドンからナチスへの抵抗をフランス国民に呼び掛けた
故シャルル・ドゴール仏大統領とよく比較される。
シコルスキ将軍は1943年7月4日、イベリア半島最南端の英領ジブラルタルから搭乗した英空軍機が、
離陸して数分後、海上に墜落し死亡した。62歳だった。
事故後、同機の搭乗者17人中唯一生き残ったチェコ人パイロットは、英空軍の調査に対し、飛行制御が
妨害されたと語っていた。
(c)AFP/Jonathan Fowler 2008年11月25日 23:55
URLリンク(www.afpbb.com)