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★石油景気も今は昔…ロシアの摩天楼、建設を凍結
【モスクワ=副島英樹】
モスクワで建設が進む超高層ビジネスセンター街「モスクワ・シチー」で、
最も高いビル「ロシアタワー」(118階建て、612メートル)の建設が
凍結されることになった。インタファクス通信が21日伝えた。石油景気に
沸くロシアを象徴するプロジェクトだったが、金融危機の荒波をもろに受ける
形となった。
建設主体によると、借入金利が上がり、資金繰りに行き詰まったという。唯一の
投資者が15億ドル(約1430億円)の拠出を拒否したとも伝えられている。
「ロシアタワー」は昨年から建設が始まり、2012年に完成予定だった。
完成すれば、欧州で最も高いビルとなる予定だったという。
「モスクワ・シチー」構想は94年に打ち出され、98年の経済危機でいったん
凍結。その後、原油価格の高騰で経済が好調となるのに伴い、建設が進んでいた。
全体の建設費は120億ドル(約1兆1500億円)ともいわれている。
2008年11月22日7時33分 朝日新聞
URLリンク(www.asahi.com)
写真建設中の「モスクワ・シチー」。「ロシア塔」はここに姿を現す予定だった=21日、モスクワ、副島写す
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