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ソマリアの海賊活発化、クリスマスのプレゼントに影響
[ロンドン 14日 ロイター]
アフリカの角と呼ばれるアフリカ大陸東端の半島沖を中心に、航行する
船舶から金品を略奪してきたソマリアの海賊。最近ではアデン湾や紅海
でも襲撃事件が起きており、スエズ運河へのアクセスも海賊の影響が
懸念されている。
石油やガスのタンカーのほか、玩具などを海上輸送する大手企業は現在、
海賊被害を避けるため、喜望峰経由での航行を検討する必要に迫られている。
国際運輸労連(ITF)のサム・ドーソン氏は「海賊に関してはいろいろ
報道されてはいるが、西側の消費者には今年のクリスマスに任天堂商品
が手に入らないとなって初めて実感される問題だろう」と述べた。
また「地域の海軍による積極的な関与がなければ、貿易への影響は数週間か
数カ月以内に現れる。数週間に1件だった襲撃は1日当たり4件になっている」
と指摘。これらの襲撃はソマリアの50─100マイル(80─160キロ)
沖ではなく、200マイル以上離れた場所で起きており、旧ソ連のトロール
漁船とみられる大型船舶を母船として使うなど、規模も大きくなっていると
警告している。
2008年11月15日
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