08/11/04 23:13:47
船長に捨てられた乗客、仲間の遺体食べて生き延びる
新華社ハバナ(ドミニカ):
船でプエルトリコに向かっていたドミニカ人が海上で遭難し、15日にわたって
漂流した末に5人が救助された。彼らは漂流中、死亡した仲間の遺体を食べ
て生き延びたと証言している。
AP 通信は3日、ドミニカ政府関係者が2日に話した内容として次のように報じた。
「ドミニカ人33人が先月中旬、船に乗ってプエルトリコに向かっていた。
その途中、船長が船を捨ててしまい、乗客は海上で身動きが取れなくなって
しまった。漂流中、乗客は1人また1人と命を落とし、死亡した者は海に捨てられていた」。
アメリカの海岸警備隊は1日、タークス・カイコス諸島付近で、船上にいた5人を
発見したという。その後5人は病院に搬送されたが、唯一生き残っていた1人の
女性は2日に死亡した。残りの4人には脱水症状、足の筋肉の萎縮といった症状が
見られたが、すぐに回復すると見られている。
ドミニカのある政府職員はこう話したという。「生存者は食べ物がない状況下、
死亡した仲間の遺体を食べて15日間を生き延びた」。
ドミニカでは、小型の船に乗ってプエルトリコに渡る人の数が毎年数百人に上るという。
2008年11月04日21時40分 / 提供:新華通信社
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