08/10/31 15:22:18
大陸棚拡張を国連に申請へ=「限界」案を決定-政府
政府は31日、総合海洋政策本部(本部長・麻生太郎首相)の会合を開き、
太平洋上の日本最南端の島である沖ノ鳥島などの海域に広がる大陸棚について、
国土(約38万平方キロメートル)の倍に当たる約74万平方キロメートルを
新たに日本の主権的権利が及ぶ範囲として認めるよう、11月中にも国連に
申請することを決めた。
大陸棚の拡張が認められれば、レアメタル(希少金属)など海底資源の採掘権を
主張できる境界が広がる。
国連海洋法条約は大陸棚について、海底の地形・地質が沿岸国の領土と連続
していれば、200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えても主権的権利を
認めると規定。日本近海の大陸棚には希少資源が眠っているとされ、政府は
沖ノ鳥島のほか、太平洋上の南鳥島、南硫黄島など7海域の地形地質調査を
進めていた。
米国などから同様の申請があった場合に重複したエリアについては、2国間で
協議する必要がある。国連の審査は少なくとも2~3年かかる見通しで、
政府は申請が認められ次第、日本の大陸棚の限界として政令で定める方針。
(2008/10/31-13:28 時事通信)
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