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<08年米大統領選挙>オバマ氏「ビンラディンを消してやる」と発言
米大統領選の民主党候補バラク・オバマ上院議員が30日、米フロリダ州サラソタで
行われた集会で、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を
「消してやる」と発言した。
オバマ氏は集会で、「イラク戦争を終結させる、終わらせるんだ。最終的には
アルカイダとビンラディン、9・11で3000人の米国人を殺した彼らを消して、戦いを
終わらせる」「この国を守るためには、どんなことでも決してためらうことはない」
などと語った。
これに対しオバマ陣営は、発言は無責任に武力を誇示する姿勢を示しているわけでは
ないと擁護。陣営幹部のロバート・ギブズ氏は集会終了後、記者団に対し「別に
『ゴッドファーザー』の引用だとは思わなかった」と述べ、オバマ氏の言葉は「
マフィアが使うような」ものではないとの見方を示した。
また、オバマ氏がすでに「(3回目の大統領候補者による)討論会で、ビンラディン
についての最終目標は拘束するか殺害するかだとはっきり述べている」と指摘した。
ジョージ・W・ブッシュ大統領は9・11米同時多発テロの直後、ビンラディン容疑者を
「生死にかかわらず」求めると発言し、マフィア的だと物議を醸している。
オバマ氏は、ライバルの共和党候補ジョン・マケイン上院議員から、安全保障分野に
弱い点を攻撃されており、最近はパキスタン政府が行動しないのならば同国の武装勢力
を攻撃する用意があると語るなど、同分野での発言を先鋭化させている。
* 2008年10月31日 14:25 発信地:サラソタ/米国
URLリンク(www.afpbb.com)