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露エネルギア社が経営危機、新規のソユーズ宇宙船の建造費用が枯渇
ロシア宇宙開発の中核を担ってきたエネルギア(Energiya)社が
資金不足から新規のソユーズ宇宙船の建造が困難な状況に陥っていることが24日、
同社の発表により明らかとなった。
エネルギア社のヴィタリー・ロポタ(Vitaly Lopota)社長は同日、
ノーボスチ・ロシア通信社のインタビューに応えて
「あと2往復分のソユーズ宇宙船に関しては問題ないが、
資本劣化が解消されなければ新規のソユーズ宇宙船の建造は困難」とした上で
「我が社には現時点で新規のソユーズ宇宙船を建造できるだけの資金余力はなく、
今後2週間以内に新規の銀行融資が実施されるか支払い猶予がなされなければ
今後のソユーズ宇宙船建造には一切、責任をもてなくなるだろう」と述べ、
同社の経営が危機状況に陥ったとする見解を明らかにした。
エネルギア社の財政状況が今回、突然、悪化したものなのか、
あるいは以前より経営状況の悪化が続いていたものかに付いては不明。
エネルギア社は1964年に旧ソビエト連邦政府の宇宙開発部門として発足した旧国営企業。
ソ連時代からロシアの宇宙開発の中核を担ってきた組織となる。
ソ連崩壊もエネルギア社が宇宙開発の名目の元で
膨大は国家予算を食いつぶしたことが一因となったと言われている。
ソース:Technobahn 2008/10/24 22:03
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