08/10/21 13:40:23
トルコ、政府転覆を計画した86人の審理開始
トルコ・イスタンブール近郊シリブリの収容施設の裁判所は19日、イスラム系政権の
転覆を計画した罪に問われている86人に対する審理を開始した。
開廷直後、弁護団が、法廷が狭く業務を適切に遂行できないと抗議したため判事は
休廷を命じた。法廷は被告の支援者や傍聴人、報道関係者で一杯だった。
再開後、裁判所は再拘留された46人の証言を先に行うとした。残りの被告は別の回に
証言する。
いわゆる反イスラム秘密組織「エルゲネコン(Ergenekon)」に対する今回の事件で、
レジェプ・タイップ・エルドアン首相が率いるイスラム系の与党、公正発展党(AKP)
支持者と強硬派世俗主義者との間で緊張が高まっている。後者は今回の事件を反対派に
対する政府支援による抑圧とみている。
被告は退役軍人、左派政治家、ジャーナリスト、世俗主義団体メンバー、学識者、
犯罪組織関係者らが含まれ、テロ組織への所属や反政府武装闘争の扇動、放火、
武器の不法所持など約30の罪について答弁する。
被告は、2007年6月にイスタンブールで手りゅう弾が見つかった事件の関連捜査で
逮捕された。捜査は現在も継続中で、拘留中の者も含めてほかにも容疑者が複数いる。
* 2008年10月21日 02:42 発信地:シリブリ/トルコ
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