08/10/18 22:04:39
【ニューヨーク=長戸雅子】国連総会で17日行われた安全保障理事会の非常任
理事国改選選挙の西欧・その他枠(議席数2)はトルコ、オーストリアが当選、初の
安保理入りを目指したアイスランドが落選した。選挙戦は当初、複数回の投票に
もつれこむ接戦になると予測されていたが、すんなりと1回の投票で決着した。金
融危機に直撃され、銀行が国有化されたアイスランド政府の信用度に疑問符がつ
いたことが敗因とみられている。
17日の改選選挙ではトルコが151票、オーストリアが133票、アイスランドが
87票の支持を得た。当選には投票総数の3分の2以上の支持が必要だ。
安保理の活動をウオッチしている非営利団体「セキュリティー・カウシンル・リポ
ート」が金融危機が起きる前の8月下旬段階でまとめた分析では「西欧・その他
枠にはそれぞれ特徴を備えた3カ国が立候補し、接戦が予測されている」と指摘
した。
選出基準として重視される「国際の平和と安全の維持への貢献」についても3
カ国はそれぞれのやり方で関与していると評価していた。
開票後、アイスランドのインギビョルグ・ソウルルン・ギスラドッティル外相は「金
融危機が敗因ではない」と強調する一方、英国が反テロ法を適用してアイスランド
の銀行の英国内資産を凍結した措置を「全く適切でなかった」と述べ、当選の妨げ
になったとの思いをにじませた。フランス通信(AFP)も「アイスランドは金融危機
の逆風を受けた」と指摘した。
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