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ロシア極東で日本食料品店が人気 背景に中国産への不信感
ロシア極東のハバロフスク市で、日本直輸入の食料品店が人気を呼んでいる。背景には
中国産の危険な食料への不信感があり、高価でも安全な食料を手に入れたいという意識が
働いているようだ。アムール川を隔てて国境を接している極東地方では中国との経済的な
結びつきも強まっているが、食の安全や環境汚染問題などで、中国への不満が高まっていた。
同市の中央市場にある日本食材専門店は今年4月にオープンした。冷蔵ケースにはしょうゆ、
わさび、焼き肉のたれなどが並べられ、カレー粉やのり、野菜ジュースも売られている。
値段は日本の3~4倍だ。
店を経営する輸入業者「ミグトレード」のフェデーイェバ・アレクサンドラさん(32)は、
「日本の食料品は品質が良いという印象が定着していて、宣伝なしでも客は安心して手に
取ってくれる」と話す。
他店では日本の青果も取り扱っており、リンゴは1個500円もするが、高価でも売り切れる
という。日本の食料品が人気なのは、街に出回る中国産への警戒心が強いからだ。
今年4月には、同市の卸売市場で、許容量の9倍の農薬が含まれている中国産のリンゴが
発見され、5トン以上が処分された。9月には、輸入したモモなどの果物に害虫がつまって
いることがわかり、96トンも中国に送り返された。今月に入り、有害物質のメラミンが
混入した“粉ミルク騒動”も起きた。発覚が遅れ、過剰摂取した乳児の健康悪化が心配されて
いる。>>2へ続く
2008.10.18 20:35 産経新聞
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ハバロフスクの中央市場で、人気を博している日本食材専門店(佐々木正明撮影)
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