08/10/16 23:40:22
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究者たちが出した新しい研究結果によると、
「『Google』を使うと頭が悪くなる」という話は全くのでたらめだという。
この研究は、『American Journal of Geriatric Psychiatry』(米国老年精神医学会誌)の来月号に掲載されるもので、
55~76歳のボランティアたちの脳回路が調査された。
[USATodayの記事によると、調査対象となったのは24人で、そのうち半数が、ネット検索の体験が無い人だった。
fMRI装置の下で「本を読む」と「ネット検索をする」の両方を行ない、脳の各部位の活動を測定した]
その結果、ネット検索に慣れている人のグループでは、インターネットを使って検索すると、
意思決定や複雑な推論に関連する脳の部位の活動が活発になる傾向が認められた。
また、検索を初めて体験する人には、同レベルの活動は見られなかった。
論文執筆者のGarySmall教授は、『USAToday』紙に対して次のように語っている。
「われわれの研究で最も驚くべき発見は、インターネット検索で活発化する神経回路は、
読書で活発化する神経回路とは異なるということと、
この活発化が、以前にインターネットの利用経験がある人に限って見られるということだ。」
Small教授はまた、インターネット検索の経験がない人でも、
時間をかけて経験を積むうちに同様の恩恵を享受するようになるだろう、と予想している。
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