08/10/05 20:14:06
インド・西ベンガル州で1日午後、“魔術師”と決めつけられた年配の男性が、
近隣住民から暴行を加えられ、死亡するという事件が発生した
―住民たちは、男性が地元の少女たちに催眠術をかけ、家事などを行わせたと思い込んだものとみられている。
警察当局が明らかにした。
事件は同州ノディア県の町Hanskhaliで起きた。
警察当局によると、殺害されたのはJibonDoluiさん(76)。
現在まで、逮捕者は出ていないという。
複数の情報筋によると、Doluiさんがこの地に住み始めたのは2007年。
妻、娘夫婦4人、孫4人を交通事故で亡くした後だったという。
「Doluiさんは内向的で、近所付き合いがほぼない人でしたが、地元の少女たちには気さくに接していました。
(亡くなった)娘や孫娘たちを見ているような気持ちだったのでしょう。
少女たちも積極的にDoluiさんの面倒を見ていましたし、彼のことを親しみを込めて“おじいちゃん”と呼んでいました」。
しかし、近隣住民たちはそんなDoluiさんのことを見て、彼を魔術師と思い込んでいったようだ。
ある住民は次のように話している。
「Doluiさんは娘たちに催眠術をかけたんです。
初めて会った時から、娘たちは彼のことばかり気にするようになりました。
時には自宅から食料を盗み、彼に食べさせることも。
Doluiさんには、ここからを出ていくよう話したこともあります。
しかし、彼は聞こうともしませんでした」。
警察当局によると、今回の事件には15人ほどの地元住民がかかわったとされる。
自宅から引きずり出され、つえやれんがなどで殴られたDouliさんは全身に重傷を負い、その場で死亡したと見られている。
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