08/10/05 20:12:09
子どもの性教育をめぐり論争が続いている英国―テレビ局「チャンネル4」は、
14－19歳の若者を対象とした“率直な内容”の性教育番組について、年内にも放送を開始したい考えを明らかにした。
放送時間は平日の午前11時台に予定されており、国内でさらなる波紋を呼ぶ可能性がある。
英紙デーリー・メールが伝えた。
全10回放送予定の『KNTVSex』では、「避妊」、「性感染症」、「マスターベーション」、「バイセクシャリティー（両性愛）」、
「カミングアウト」などのトピックに触れる予定だという。
番組のメーンキャストは、“欧州最後の共産主義国”とされる架空の国「スラボビア」に住む、1
0代のアニメキャラクター「キルケゴール」と「ニーチェ」。
チャンネル4の教育番組担当局長を務めるジェイニー・ウォーカー氏は、
幼児が視聴する恐れのある時間帯に同番組を放送することについて、
「ティーンエージャーやそれ以下の子どもの妊娠など、若い世代の性に関する問題に対処するため、
より内容の充実した性教育番組を提供してほしいという要望が教師から寄せられたため」と説明した。
「午前中に放送することについては、弁護士らと慎重に協議を重ねています。
さまざまな年代の視聴者に見られる可能性がありますが、
誰が見ても受け入れられるような内容になるよう十分に注意しています」。
またチャンネル4側は、番組内容について事前に十分告知し、
視聴するか否かを保護者らが判断できるようにするとしている。
英国では最近、政府が学校における性教育について見直しを提案。
小学校レベルでの性教育をめぐる議論も高まっている。
政府は妊娠、中絶、性感染症などの問題が生徒らの間で広まっている現状に対し、
「教育こそが唯一の解決法」との見解を示している。
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