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★反政府勢力と軍の衝突で治安悪化=テロの恐れも?エチオピア
国際医療支援団体「世界の医療団」のスタッフ2人が誘拐されたエチオピア東部のソマリ州オガデン地方は、
反政府武装勢力「オガデン民族解放戦線」と政府軍が衝突を繰り返すなど、治安が非常に悪化している
地域だ。
隣国のソマリアやケニアにも分布するソマリ族を中心とする同戦線は、エチオピアからの分離独立を
目指している。2007年4月には、中国系石油施設を襲撃し、中国人を含む約70人を殺害している。
こうした状況から、日本外務省はソマリ州について、「渡航の延期」を勧告している。
一方、エチオピアはソマリア暫定政権を支援。06年末にはソマリアに進撃してイスラム原理主義勢力を
排除し、なお同国への駐留を続けている。これに対し、原理主義側はエチオピアに対する聖戦を宣言しており、
国境地帯ではテロの発生が懸念されていた。
(2008/09/25-00:39)
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