05/07/19 16:19:13 ikeGNbnS
死ねなかった自爆テロリスト。
ヒロインに祭り上げられた。その姿は、あまりに哀(かな)しい。
パレスチナの女性、ワファ・アルビス容疑者(21)は先月20日昼前、イスラエル領との境界にあるエレズ検問所に現れた。
通行許可証は持っていた。やけどの治療のため、イスラエルの病院へ通っていたからだ。
だが、幾重もの鉄さくを隔ててビデオカメラで監視していた治安要員は、彼女の前後で鉄さくを閉じる。スピーカーを通じて、服を脱ぐように命じた。
その時のビデオが、イスラエル軍から公開された。無声のビデオは、スカーフやコート、さらに上着まで脱いだ女性が、白いTシャツ姿で抗議する様子を映し出す。
両腕やのど元は、やけどで赤黒く変色。シャツをめくり、同様に変色した腹部をさらけ出した時、女性の顔から表情が消えた。右手が、すっとズボンのポケットに入った。
歯を食いしばって何かもぞもぞといじった後、黒いコード状の物を勢いよく引き抜く。二重のズボンの下に隠された10キロもの爆薬の起爆装置。不発だった。
もう一度操作するが結果は同じ。
爆弾を隠し持っていることを見破られたアルビス容疑者は、その場での自爆に失敗し、手で顔を覆って泣き叫んだ。「死なせて」と、絶望的な叫びが聞こえるようだった。
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