【国内】「心からの同情を禁じ得ない」 比家族強制退去、法務省の強硬姿勢は疑問だ 日本政府は早期に見直しを(愛媛新聞)★2[03/15]at NEWS4PLUS
【国内】「心からの同情を禁じ得ない」 比家族強制退去、法務省の強硬姿勢は疑問だ 日本政府は早期に見直しを(愛媛新聞)★2[03/15] - 暇つぶし2ch1:イマジンφ ★
09/03/16 00:14:18

日本生まれのフィリピン人で中学一年のカルデロン・のり子さん一家の強制退去問題は、のり子さんだけが
日本に残り、父母がフィリピンに帰国することになった。

法務省はのり子さん一人が残るか、三人一緒に帰国するか、決めるよう求めていた。どちらも一家にとって
非情な選択だ。苦渋の決断をした三人の気持ちを思うと、心からの同情を禁じ得ない。 在留特別許可を得る
のり子さんは、親類が面倒を見るという。が、多感な時期だけに家族一緒に生活できないハンディは計り知れない。

両親は原則五年間は再入国できないが、森英介法相はこの間も短期の再入国を認める意向だ。ただ、それよりも
一家がまた一緒に生活できるよう計らうのが先決だろう。

今回の処分を通じた法務省の強硬姿勢には疑問を感じないわけにはいかない。

確かに父母は他人名義のパスポートで入国し、二〇〇六年には違法滞在が発覚して強制退去処分を受けた。
処分取り消しを求めた訴訟も昨年九月に敗訴が確定した。 ただ、父親はまじめに働き職場でも信頼されてきた。
一家が十数年にわたって日本社会に溶け込んできた事情は十分くむべきだったろう。

違法滞在の外国人でも、長期滞在で子どもが中学生以上に成長し退去先での学習が困難な場合などは、法相が
裁量で在留を認めている。 のり子さんは違法滞在が発覚したときは小学五年生だったが、日本語しか話せず、
フィリピンでの学習が困難な事情に変わりなかった。そもそも中学生以上という線引きの根拠はあいまいで、のり子
さん一家の在留を認めない理由は薄弱だ。 国際的にみても処分には疑問符がつく。

日本が批准した児童の権利条約には、両親の意思に反して子どもが「父母から分離されない」ことを求める規定が
あるからだ。今回のようなケースである。 政府は入管難民法に基づいて親が強制退去させられる場合は、この規定
は適用されないとする。が、本当に子どもの人権を尊重する姿勢とはいえないだろう。

国連もこうした政府解釈の撤回を勧告している。政府は早期に見直しを検討すべきだ。 また欧米各国は一定期間を
超えた違法滞在者には在留資格を与えるなど柔軟な対応をしてきた。政府はこの点も参考にする必要がある。

労働人口が減少する日本の社会を外国人が底辺で支えている一面も見逃せない。「取り締まりだけ厳しくしても、より
底辺に追いやるだけで、社会の安定にはつながらない」と専門家は指摘する。

外国人とどう共生していくのか、さらに論議を深めていくことが重要だ。

URLリンク(www.ehime-np.co.jp)
ソース:愛媛新聞

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★1が立った時間:2009/03/15(日) 19:18:35



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