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戦艦朝鮮は上海臨時政府の要請と資金提供を請け、抗日独立戦の切り札として仁川秘密造船所で建造された。
我が優秀なる民族の叡智を結集した空前の攻撃力を持つ巨艦であったが、艤装直後、この艦の存在を察知した
日帝による卑怯な闇討ち攻撃により、これを奪取されてしまった。
その後、戦艦朝鮮は、日帝の戦利艦として大和と創氏改名、その艦首に日王の証たる菊紋章を据え付けられ、
日帝海軍によりアジア侵略の象徴として呪われた運命をたどることになる。
二番艦の高麗も、釜山秘密造船所で艤装直後に日帝に奪取され、同じように戦艦武蔵として強制創氏改名、
アジアの民に忌まわしい記憶を植え付けることとなってしまった。
三番艦の新羅は、抗日戦の教訓により途中で空母に変更され建造が進められていたが、完成直前に
三度、日帝にその存在を察知されてしまった。
抗日戦末期、既に弱体化していた日帝軍であったが、卑怯にも国際法上禁止されている毒ガス攻撃により、
新羅を奪取、戦利艦として軍港、呉にこれを回航した。
だが回航途中、重慶に移った臨時政府の要請を受けた同盟国アメリカ海軍潜水艦アーチャーフィッシュが
新羅を雷撃、結果、海没処分されることになる。
抗日戦に勝利し輝かしい独立を果たした我が国であるが、朝鮮、高麗、新羅の呪われた運命は
長く国民に遺恨の記憶を残すことになった。
だが、これら三艦の建造によって培われた造船技術は、今日においての造船王国である我が国の
下支えとなっていることを我々民族は決して忘れてはならない。