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記事入力 : 2009/03/09 08:21:19
エネルギー関連企業の為替差損、6兆ウォン超
最近のウォン安のあおりで、エネルギー関連の大手企業がこの2カ月間に計上した為替差損は
6兆ウォン(約3812億4000万円)を超えたことが分かった。
韓国電力公社はウォン安の進行で、発電の燃料となる有煙炭や重油、LNG(液化天然ガス)、ウランなどのウォンに換算した
輸入費が急騰し、今年に入り3兆ウォン(約1904億4600万円)の為替差損を計上した。
同公社の関係者は「レートが10ウォン(約0.6円)上がれば、燃料の輸入費などの負担は約1290ウォン(約82円)ずつ上がる。
国際的な石油価格や有煙炭の価格は昨年に比べ相対的に下がったり、安定している状態だが、
ウォン安の進行で燃料費の負担はさらに増えた」と語った。
これに伴い、同公社は今年1月から2月までの2カ月間で、6000億ウォン(約380億8900万円)以上の赤字を計上したという。
韓国ガス公社もレートが10ウォン上がるごとに700億ウォン(約44億4300万円)の為替差損を計上し、
今年に入って追加負担を強いられたLNGの輸入費は1兆6000億ウォン(約1015億6100万円)を超えたという。
同公社の関係者は「今年に入り、2カ月間で8000億ウォン(約507億8000万円)台の赤字を計上した」と話している。
電力公社は昨年にも、石油価格の高騰で3兆ウォン(現在のレートで約1904億2700万円、以下同じ)の赤字を計上し、
ガス公社も同じく3兆5000億ウォン(約2219億1500万円)の赤字を計上した。
石油精製会社も今年に入り、1兆7000億ウォン(約1077億8750万円)台の為替差損を計上した。
レートが上がることで、石油精製会社が原油を輸入するために短期間に受ける融資の償還額が増大するためだ。
大韓石油協会の関係者は「現在、石油精製会社の外貨建金融負債は70億-80億ドル(約6870億5000万-7851億円)に
上ると推定され、レートが10ウォン上がるごとに700億-800億ウォン(約44億3800-50億7200万円)程度の為替差損が発生する」
と話している。
GSカルテックスの関係者は「大規模な為替差損を計上したことで、石油精製会社の大部分は、
今年第1四半期(1-3月)に赤字を免れないだろう」と述べた。
ペ・ソンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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