09/03/06 08:19:30
2009年3月1日、オーストリア紙・Die Presseは「中国にはもっと多くの女の子が必要だ」と題した記事で、
「一人っ子政策」と呼ばれる人口調整政策を続ける中国では「男余り現象」が深刻化していると報じた。
2日付で環球時報が伝えた。
中国は爆発的な人口増加を抑えるため、79年から「一人っ子政策」を実施。
記事は、「そのおかげで人口増加の速度は抑えられ、貧しく後進的なイメージも緩和された」と指摘した。
だが、医療保険や年金などの福利厚生制度が立ち遅れた中国では、男の子を生むことは
「保険を買うのと同じ」。特に畑仕事が多い農村では、男の子は貴重な働き手。
「女の子はどうせ嫁に行ってしまう」と敬遠する家庭が圧倒的に多い。
その結果、男女比が100対117にまで拡大。広東省と広西チワン族自治区では100対130にまで広がった。
一般的には「100対104~107」であることを考えれば、いかに不自然な数値かが分かる。
つまり中国では約10%の男性が適齢期に達しても結婚できないのだ。20年後の独身男性の数は
少なくとも3000万人と予測されている。
記事は、このままでは社会問題が増える一方だと指摘。男の子ばかり欲しがる伝統を変えさせるには、
医療保険や年金制度の確立が不可欠だと強調した。
ソース: URLリンク(www.recordchina.co.jp)
08年12月に武漢で行われたお見合いイベント。
URLリンク(www.recordchina.co.jp)