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ＷＢＣ開幕 韓国６日初戦 “カギ”握る投手陣 ライバル国 強打者ずらり
野球の国別対抗トーナメント、ＷＢＣ東京ラウンドが５日、東京ドームで幕を開ける。前大会は準決勝で
敗れた韓国。23日に米国ロサンゼルスで行われる決勝での勝利を目指す。 （溝口恭平）
投球数制限（１次ラウンド70球、２次ラウンド85球、準決勝以降１００球）やタイブレーク（延長13回から、
前イニングの最終打者とその前の打者を１、２塁に置いて始める）など、不慣れなルールが設定される
ＷＢＣ。予選ではダブルエリミネーション方式という耳慣れない方式で争われる。
写真：先発の柱、リュ・ヒョンジン選手に期待が集まる
方式は一見複雑だが、２勝すれば予選通過、２敗したら敗退というシステムだ。初戦に負けたとしても、
その後２連勝すれば東京ラウンド通過となる。
韓国は、28人の登録選手の過半数を北京五輪出場選手が占める。前大会に出場した選手も含めると
19人が大きな国際大会を経験している。主力選手やベテランをケガで欠くが、チームとしての経験は豊富だ。
韓国野球に詳しいスポーツライターの室井昌也氏は、先発の柱にキム・グァンヒョンとリュ・スンジン、
中継ぎに右のユン・ソクミンと左のイ・スンホ、クローザーとしてチョン・デヒョンとイム・チャンヨンの名を
挙げる。
打線はイ・デホ、昨季の本塁打王・キム・テギュン、チュ・シンスを中軸に、イ・ジョンウク、イ・ヨンギュと
いった俊足選手が足で揺さぶる形になりそうだ。
ライバル分析
１次予選のライバルは、やはり日本だ。投手陣はおおむね好調で、パワーヒッターを下位に配した打線も
つながりのよさを見せている。不気味なのは台湾だ。メジャー所属の若手選手を９人集め、阪神の林威助
もいる。勢いに乗せると厄介なチームだ。
２次予選で対戦が見込まれるのはキューバとメキシコだろう。好投手を揃えたキューバは、前大会と五輪で
準優勝。韓国としては、１次予選を１位で通過し、おそらく１位で上がってくるキューバと初戦で当たるのは避け
たいところだ。
準決勝で当たるチームは、どこも韓国を上回る強打者を揃えている。
米国は、昨季サイ・ヤング賞のピービらが先発に名を連ねる。昨季30セーブ以上の投手も３人おり、打線も
ライトやジョーンズといった強打者を擁している。優勝候補の筆頭だ。
米国を上回る重量打線を誇るのがドミニカだ。オルティス、Ａ・ロッドというメジャーを代表する打者がずらりと
並ぶ。ベネズエラとプエルトリコも強打者が多い。
韓国の前大会のチーム防御率は１位。早めの調整が進む投手陣を軸に、最少失点で勝ち上がるしかない
だろう。
統一日報 2009年03月04日 00:00
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