09/03/02 10:52:03
韓国経済にとってもうひとつの分水嶺となる3月が始まった。危機説が飛び交うほど環境はそれ
ほどよくない。金融と実体経済の両方が冷え込んでいる中、東欧の金融不安と米シティグループ
の国有化など対外要件すら順調ではない。ともすれば金融市場が揺れ動き実体経済に衝撃を与
える悪循環が現れかねない。
①ウォン安vs介入自制=危機と最初にぶつかるのは外為市場だ。最近のウォンは連日急落し
ている。昨年末に1ドル=1259.5ウォンだったが先月27日には1534ウォンと2カ月間で21.8
%のウォン安となり11年ぶりの最安値をつけた。為替相場が不安定になり、KOSPI指数も1063
.03と1100ポイントを下回った。
政府は市場への直接介入を最大限控えている。国際金融市場不安が増幅されるだけに、投機
勢力に押されずにまずは実弾(外貨準備高)を浪費させないということだ。代わりに韓米通貨スワ
ップ資金と保有外貨で銀行に必要なドルを供給している。チェンマイ・イニシアティブの増額(800
億ドルから1200億ドルに)など、有事に備えた安全装置も拡充した。
②外国人の流出懸念vs外為制度改善=外国人の保有債券のうち今月に満期を迎えるのは3兆
ウォン(約1860億円)を超える。ここに国内の銀行が返さなくてはならない外貨借入金も8兆6000
億ウォンに達する。外国人が受け取る配当金2兆ウォンも国内にとどまらずに流出する可能性が
ある。
>>2に続く
URLリンク(japanese.joins.com)
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