09/03/01 00:42:16 sRJO4nIw
ある科学者が、女性の出産時にその苦痛を、お腹の中の子の父親にも伝え、夫婦で出産の痛みを共有できる装置を開発した。
これがこれが、とても大好評。
女性からは
「出産時の痛みが少しでも和らぐのは、とても素敵なこと」と
男性からは
「出産時の痛みを共有できることによって、親としての自覚が持てた」と。
ある夫婦が出産の時に、やはりこの装置を使いたいと申し出た。
しばらくして、母親に陣痛が始まったときに装置が作動開始した。
男「すみません、全然痛みも何も感じないのですが・・・」
医「あれ、そうですか?おかしいですね、すでに陣痛は始まってるのですが」
隣の分娩代では、妻が必死に出産の痛みに耐えている。
男「相変わらず何も感じないのですが・・・」
医「ちょっと待ってください。それでは、少し感度を上げますね」
男「機械の故障とか?」
医「いえ、そんなハズは・・・とりあえず、感度を更に上げますよ」
感度を3倍、5倍・・・最高値まで上げてみたり、いろいろ試したものの、
試行錯誤も実らず、結果、男性は痛みを共有することなく、妻は無事出産を終えた。
医「申し訳ございません、どうやら機械の不調だったのかもしれません」
男「いえいえ、痛みは共有できませんでしたが、無事出産を終えただけで十分に幸せですよ」
とりあえず男は、無事出産の報告をしようと実家に帰った。
すると、母親が玄関から飛び出てきて泣きながら言った。
「さっき、お父さんが突然苦しみだして・・・」
部屋に入って彼が見たものは、まるで激しい苦痛に耐え切れなかった必死の形相をした、父親の死に顔だった。