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黄砂やオゾンなど、東アジアの大気汚染情報サイト、国立環境研が開設
画像:「東アジアの広域大気汚染マップ」サイト トップページ(画像クリックで拡大)
画像:黄砂 (左上) と 大気汚染物質の濃度予測分布図の表示例 (硫酸塩エアロゾル(右上)、
人為起源の微小粒子(左下)、オゾン(右下))(画像クリックで拡大)
画像:ライダー装置による観測結果の表示例 (黄砂(オレンジ色)と非黄砂(大気汚染物質)(青色))
(右図:地図上のグラフをクリックした時の拡大表示例)(画像クリックで拡大)
国立環境研究所は2月27日、東アジアの広域大気汚染情報を提供するサイト「東アジアの広域大気汚染
マップ」を、同研究所のWebサイト「環境GIS」内に開設する。黄砂の飛来や大気汚染物質の移動の様子など、
東アジア地域における予測と観測の結果を公開する。
これまで個別に提供していた黄砂、酸性雨、大気汚染の情報をまとめ、大気汚染物質の移動の流れを、
視覚的に理解できるようにした。東アジアの地図上に、黄砂と大気汚染物質(硫酸塩エアロゾル、人為起源の
微小粒子、オゾン)の濃度予測分布を表示し、3時間ごとの濃度変化を動画で表す。
ほかにも、当日と翌日の黄砂の高度別濃度予測分布図、2000年以降の酸性雨の観測結果、大気汚染物質
の年間排出量に関する情報などを掲載する。
観測はレーザー光を用いたレーダー装置を、日本、モンゴル、中国、韓国4カ国の17カ所に設置して行う。
同サイトは一般向けの「環境省黄砂飛来情報ページ」と相互リンクを張り、黄砂や大気汚染物質についてより
詳しい情報を知りたい人に活用してもらう。
■関連情報
・国立環境研究所のWebサイト URLリンク(www.nies.go.jp)
日系トレンディ 2009年02月27日
URLリンク(trendy.nikkeibp.co.jp)