【韓国】現代に通じるオーウェルの『1984年』。日本では政府が教科書に「竹島は日本領」と書けばそれが「真実」に [02/28]at NEWS4PLUS
【韓国】現代に通じるオーウェルの『1984年』。日本では政府が教科書に「竹島は日本領」と書けばそれが「真実」に [02/28] - 暇つぶし2ch1:犇@犇φ ★
09/02/28 12:16:29
■「ビッグ・ブラザーがあなたを見守っている」 ~ [哲人の書斎] ジョージ・オーウェルの『1984年』

2004年7月、連続殺人犯ユ・ヨンチョル検挙。2009年1月、京畿西南部連鎖殺人犯カン某検挙。考
えただけでもぞっとする名前だ。<中略>カン某検挙の一等功臣はもちろん犯人検挙に確固な意志
を持っていた警察だったが、彼らに捜査の手がかりを与えたのは監視カメラだ。我が国(韓国)も監視
カメラ導入以後、継続的に設置が増えていたが、今度ほど監視カメラの設置に全国が揺れたことは
無かった。2008年現在、江南区役所は580台の防犯用監視カメラを設置して全国で一番稠密な監視
カメラ網を持っている。いまだ犯人が検挙されていない済州女性教師殺害事件を契機に、済州地方
警察庁は監視カメラ約300台を追加設置する計画だ。国内市場規模が1兆ウォンに達しようとする監
視カメラ市場は持続的な成長を続けている。

<中略>オーウェルは、1948年当時には想像困難だった監視システムを小説に登場させた。一番
代表的な例が「テレスクリーン」という装置だ。当時のヨーロッパ社会の通信技術は低レベルだった。
しかし小説に登場する「テレスクリーン」は、双方向画像音声通信システムだ。監視者は一瞬も見逃
さずに対象を画面上で監視できるのみならず、誤った点を即時に指摘することができる。

スイッチを切ることのできないテレスクリーンからは、独裁体制を賞賛する放送が絶えず流れている。
監視される者は、たとえ寝言でも体制批判発言をすれば、いつのまにか行方不明となり消えてしまう。
心の底から体制に同調しなければ、この凄まじい社会では生きて行くことができない。いつ監視者の
視線が自分に向いているか分からない人々は、自分でも分からないうちに体制に逆わない大人しい
人間型を自ら作ってゆく。<中略>スターリンの暴力も機動隊の暴力も必要ない社会、皆が穏やかな
羊になる社会こそ、オーウェルが警告するディストピアの社会だ。

ジョージ・オーウェルは『1984年』で、最新鋭通信システムのほかにも何種類もの現代社会の自画像
を示している。小説の中の独裁体制は、3種類のスローガンを絶えず人々に注入する。「戦争は平和
である。」「自由は隷従である。」「無知は力である。」 誰がこんな馬鹿げたことを信じるかと思うかも
しれないが、独裁者は教育を通じて何でも信じさせる力がある。

日本の右翼政府が教科書で「竹島(タケシマ)は日本の領土」と言えば、それが真実になる。それも独島
(ドクト)ではなく竹島(タケシマ)だ。韓国式の「独島」よりも「竹島」と言った方が日本の領土のように見える
から、そう書いているのだろう。どんな言葉を使うかで事件の内容も変わる。「光州事件」と「光州民主
化運動」が、同じ事件でも異なる歴史を持つのと同じだ。「米国産牛肉で狂牛病になった人はいない。
京仁運河は物流に大きな役割を果たすだろう。」 権力者が継続的に国民に広報して、国民が無気力
になれば、結局歴史はそのように流れることになろう。<中略>

子供の母親として、自分の子供が思いきり遊び回れる世の中が来たらと思う。女なので夜遅くに街の
ムードを思う存分楽しめないのが悲しい。世の中の凶悪なニュースが全部消えたら、どんなに良いだ
ろう。しかしこの平和は、果たして何万台もの監視カメラの中で成り立ちうるだろうか?

お金のため親が離婚して子供たちが傷つくことが決して無い世の中、いつクビになるか不安に思うこと
なく自分の情熱を存分に発揮できる職場、世間との間に壁を築いて一人で怒りの刀を磨くのではなく、
痛みを互いにかばうことができる世の中。そんな世の中は、果たして何万台もの監視カメラの中で成り
立ちうるであろうか。

今日ジョージ・オーウェルの『1984年』を改めて読んで、殺人の記憶が残したメッセージを考えてみる。
【姜ジウン/哲学思想研究会会員】

▽ソース:プレシアン(韓国語)(2009-02-28 07:30)
URLリンク(www.pressian.com)
URLリンク(news.naver.com)


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