09/02/27 09:20:30
韓国製高等訓練機「T50」のアラブ首長国連邦(UAE)輸出を目指し、韓国政府は4年越しで
プロジェクトを進めてきたが、実現には至らなかった。
知識経済部が26日に明らかにしたところによると、アブダビで開催されている国際国防展示会
(IDEX)で、UAE政府は空軍訓練機としてイタリア製「M346」48台の購入を決め、韓国航空
宇宙産業(KAI)のT50は選ばれなかったという。
韓国政府は2005年からT50のUAE輸出を推進してきたが、昨年11月にT50とM346がUAEの次世代
訓練機候補に選ばれ、競合していた。韓国政府はT50受注のためUAE側に約30の経済協力
プロジェクト推進などを提案、李明博(イ・ミョンバク)大統領やキム・ヒョンオ国会議長も
自ら受注支援活動を展開した。だが、イタリア政府はこのほど航空部門を中心に約20億ドル
(約1970億円)という大型協力事業を提案、形勢を逆転させたという。
これを受け、韓国政府はシンガポールやポーランドなどに対し、T50輸出を推進する方針だ。
シンガポールは6月に提案書を受け付け、年末ごろ機種を決定する予定。数は16-30機程度に
なるという。
ペ・ソンギュ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
URLリンク(www.chosunonline.com)