09/02/26 12:41:08
フィリピンからの不法入国で東京入国管理局から強制退去を命令されている埼玉県蕨市の内装解体工、カルデロン・アラン
さん(36)一家の仮放免延長期限が27日に迫っている。
アランさんを同僚らは励まし、在留特別許可を求めて集めた署名は1万9000人分を超える。アランさんが案じるのは、日本
生まれの一人娘で中学1年のノリコさん(13)のことだ。
ノリコさんは「日本は大好きな自分の国。家族全員一緒に暮らしたい」と願っている。
93年の日本への出発前夜。アランさんはビザ取得を依頼したブローカーから、他人の姓と1年早い誕生日に書き換えられた
パスポートを受け取った。「金を支払っていたので、そのまま飛行機に乗ってしまった」という。
日本語は1年で覚えた。9割を夜勤で通し、不衛生な現場やアスベスト除去作業にも率先して取り組んだ。
「日本で認められるには5倍努力しなければ」と働いた。重い鉄扉数枚の下敷きになった現場監督を救出したことも。
社長が「お前がいないと会社は困る」と頼るまでになった。
日本で結婚した妻サラさん(38)は、06年7月に出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕された。約10カ月半の収容期間中、
11歳だったノリコさんを「1人で置いておけない」と、深夜の解体現場に連れて行って車内で眠らせ、妻を待った。
一家は06年11月に東京入管から退去強制命令を受け、命令取り消しを求めた訴訟も敗訴した。13日に東京入管に出頭した際、
「一家全員か、娘を残して帰国するしかない」と通告され、日程を決めるよう求められた。
どちらも選択できないまま27日、再び出頭する。アランさんは娘を苦しめる結果になったことを今、悔いている。
そんなアランさん一家を励まそうと7日、同僚5人が自宅に集まった。細野幸一郎さん(29)は「アランは一番古株で面倒見が良く、
誰にでも対等。だからみんな助けようと思う」と話す。同僚らは「絶対あきらめるな。みんながついているから」と吉報を待つ。
法務省入国管理局の推計では、不法滞在者は約17万4000人(08年1月現在)。07年は4万5502人が退去強制命令を受けた
が、法相の裁量で7388人が在留特別許可を得ており、うち1457人が不法入国・上陸だった。【稲田佳代】
URLリンク(mainichi.jp)
写真:アランさん(右端)を励まそうと集まった同僚たち。サラさん(左端)、ノリコさん(左から2人目)も仲間に囲まれて、一家の表情
も少し明るくなった=2009年2月7日午後6時3分、稲田佳代撮影
URLリンク(mainichi.jp)
毎日新聞
関連スレ
【国内】「カルデロン一家を叩き出せ」…在日特権許さない市民の会ら13歳の少女を叩き出すために日の丸を持って入管前に集合★3[02/14]
スレリンク(news4plus板)
【国内】「娘残して帰れない」…国外退去確定のカルデロン一家、涙の会見★12[02/13]
スレリンク(news4plus板)
【国内】 「一家全員での在留特別許可はしない」 カルデロン一家全員の在留は認めず 強制退去処分のフィリピン人家族★5[02/13]
スレリンク(news4plus板)
【国内】 「生まれ育った日本で家族一緒に暮らしたい」強制退去迫るフィリピン人少女、外国特派員に訴え★9[02/10]
スレリンク(news4plus板)
前スレスレリンク(news4plus板)
★1が立った時間:2009/02/25(水) 13:29:36