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出生率低下、韓国人絶滅の危機(上)
景気悪化で結婚も妊娠も延期
18日午後、女性専門病院のソウル第一病院母子センターは閑散としていた。
今年1月の1カ月間で、同病院が妊娠を確認・登録した妊婦の数は747人。昨年1月の934人に比べ187人(20%)少ない。
同病院を訪れたチェ・ソヨンさん(28)は「2歳違いがいいと思い、二人目の子供を妊娠したが、
景気が悪いため負担になっているのは事実。友達に“すごい、こんな景気なのに二人目を産むなんて”と言われた」と語った。
チェさんの言葉通り、景気低迷で出産率がさらに低下する兆しがあちこちに現れ始めている。
「不景気になると雇用不安で若者が結婚を先延ばしし、既に結婚している夫婦は出産を延期する傾向がある」というのが学界の定説だ。
韓国の合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の数)は既に約1.20人に達し、香港に次いで世界で2番目に低い。
このため、政府・学界は、深刻な景気悪化により来年の出産率が1.0人以下に下がる「1.0ショック」に見舞われるのではと懸念している。
女性が一生の間に子供を一人も産まない時代が来るというのだ。
◆出産率の先行指標も一斉に下落
18日午後、ソウル市鍾路区庁の家族関係登録窓口前。婚姻届を提出しに来たパク・ジョンデさん(28)とカン・ジヨンさん(28)は
「もともと結婚したらすぐに子供がほしいと思っていたが、景気が悪いので2年後に産むことにした。
実は、こういう時に結婚すること自体も負担になっている」と苦しい胸の内を語ってくれた。
統計庁が先日発表した月間人口動向によると、昨年11月の1カ月間に提出された婚姻届は2万7000件で、2007年11月の3万3600件より
6600件(19.6%)減っている。昨年10月の婚姻届件数も前年に比べ6.5%の減少だった。
旅行代理店最大手のハナツアーでは、今年1月の1カ月間における新婚旅行パッケージツアーの利用客数が2100人にとどまり、
昨年1月の4600人に比べ54%も激減しているという。同社のチョン・ギユン・チーム長は「今年は旧正月が1月だった関係もあるが、
不景気の余波で若い人たちが結婚を延期しているのも少なからず影響しているようだ」とみている。
キム・ギョンファ記者
金珉徹(キム・ミンチョル)記者
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