09/02/23 10:09:19
「青天のへきれきでした」
南アフリカで開かれたモータースポーツにおける国別対抗戦「A1グランプリ」の
第5ラウンドに出場予定だった韓国代表のA1チーム・コリアが大会本部のあきれた
失敗でハンドルすら握れない事態に陥り、韓国チームは怒りを爆発させた。
大会に出場する車両は、すべて前回の第4ラウンドが開かれたニュージーランドで
いったん保管された後、分解されて飛行機で19日に南アフリカに到着した。しかし、
車両の管理と輸送を担当するA1グランプリ本部が韓国チームの必要とする
電気装置と燃料タンク部品を飛行機に載せず、南アフリカ現地にも予備部品が
準備されていなかったことが明らかになった。
20日のテスト走行を控え、事実を知った韓国チームは大会本部に強く抗議した。
A1グランプリ本部がある英国から部品を空輸するよう求めたが、A1側は準備不足
を理由に難色を示した。韓国チームはやむを得ず今回の大会出場を放棄した。
韓国チームは昨年11月にマレーシアで開かれた第3ラウンドでもテスト走行中に
故障した車両部品を確保できず、本選へ出場できなかった。
A1チーム・コリアを運営するグッドEMGのイ・ヒョクス代表は「大会本部に今回の
ミスへの対策を厳しく問う構えだ」と怒りが収まらない様子。A1コリア・レース担当の
チョン・ジョンジュン・チーム長は「A1グランプリは最近急速に人気が高まったが、
大会運営はまだF1には追い付いていない」と話した。
韓国チームがドライバーとして迎えた在日韓国人3世李京佑(イ・ギョンウ)=
日本名・国本京佑=のデビュー戦も次回に持ち越しとなった。「F1への登竜門」と
呼ばれるF3マカオ・グランプリを制した李京佑は「1日かけて南アフリカまで来たのに
ハンドルを握ることもできず腹が立つ」と話した。
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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