09/02/20 21:20:45
【ソウル20日聯合ニュース】
市中銀行の頭取らは20日の金融協議会で、最近の国際金融市場の不安にも外貨資金調達に
大きな問題はないとの認識を示した。韓国銀行が伝えた。
頭取らは、近ごろ東欧金融市場が不安に陥る兆しをみせており、外貨借り入れ金利がやや
上昇しているが、既存の借り入れ金の満期延長など全般的な外貨調達にはさほど困難はなく、
国内の円キャリー取引資金が3月ごろ一斉に引き揚げられるとする「3月危機説」も根拠が
ないと診断した。
また、内外経済見通しが不透明な状況で、市場資金が短期の公社債や金融商品に投資する
マネー・マーケット・ファンド(MMF)などに流入し、「短期化」現象が急速に進んでい
ると分析。こうしたことから、実体経済の回復に向け、短期浮動資金を長期資金につなげる
資金フローを作る努力が必要だとの見方で一致した。
韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は頭取らに対し、昨年末に導入した「荷為替手形を
担保にする外貨融資」の支援余力がまだ大きいだけに、これを利用し企業の輸出金融を積極的
に支援するよう求めた。
会議には、国民銀行、ウリィ銀行、新韓銀行、ハナ銀行、中小企業銀行、SC第一銀行、
韓国シティ銀行、韓国輸出入銀行の頭取らが出席した。
聯合ニュース 2008/02/20 15:57
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会議のようす。李成太総裁(左)が頭取らと歓談している
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