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記事入力 : 2009/02/20 09:47:15
韓国との物理的衝突は時間の問題=朝鮮中央通信
北朝鮮が連日、韓国に対する脅迫の度合いを高めている。19日には「物理的衝突は時間の問題」という表現まで飛び出した。
北朝鮮の朝鮮中央通信はこの日、
「北南間の政治的、軍事的対決は極端な状況に達している。あとは物理的衝突を残すのみとなっているが、これも時間の問題だ」
「(韓国軍と米軍が)武力を増強して北侵戦争の演習に力を入れている」
などと主張した。
また韓国軍による軍事訓練にも細かく言及し、
「好戦狂らによる反共和国対決の策動により、北南関係はこれ以上収拾することも、正すこともできなくなった」
とも報じた。
平壌放送もこの日、
「北南関係は最悪の危機的状況となった。西海(黄海)海上をはじめとして(南北)双方が互いに対峙する地域では、
いつ軍事衝突が起こるか分からないほど危険な情勢になっている」
と報じた。
とりわけ
「(韓国が)われわれについて見誤ってさらに挑発的な姿勢をとり続け、情勢をさらに悪化させている」
として、南北間の緊張の責任を韓国側に転嫁した。
これに先立ち北朝鮮では今月18日、
北朝鮮軍総参謀部の報道官が「(南側は)全面対決の態勢に入った事実を決して忘れてはならない」
と発言している。
こうした北朝鮮側の態度について、韓国政府の当局者は
「北朝鮮がクリントン米国務長官の韓国訪問(19日)に合わせ、米国の関心を引くために
韓国に対する強硬な発言を繰り返すという側面もある」
と述べた。
北朝鮮の立場を代弁する在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙である朝鮮新報は14日付で、
クリントン国務長官が韓国、中国、日本を訪問していることについて、
「朝鮮(北朝鮮)は対話と対決を分ける尺度を持って、初のアジア外交における成敗を注視している」
と論評している。
一方、来月9日から20日まで行われる韓米の合同軍事訓練「キー・リゾルブ(解決のためのカギ)」を前に、
北朝鮮は通常の軍事的緊張を高める手法を取っている、との見方もある。
安勇炫(アン・ヨンヒョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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