09/02/20 01:54:01
韓国料理の「辛味」を象徴するトウガラシについて、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)
以前から韓国で食されていた、という研究結果が発表された。
これは、トウガラシが壬辰倭乱の際に日本から持ち込まれたという歴史学界の通説を覆すものだ。
これまで食品業界は、「三国時代以前から韓国ではキムチを漬けて食べてきたのに、
材料のトウガラシが壬辰倭乱のときに入ってきたという学説は理にかなわない」と疑問を提起していた。
韓国食品研究院の権大泳(クォン・デヨン)博士と韓国学中央研究院のチョン・ギョンラン責任研究員は18日、
壬辰倭乱以前に既にトウガラシを食べ、コチュジャン(唐辛子みそ)を漬けていたという古い資料を
多数発見したと発表した。権博士のチームは「壬辰倭乱より105年前の1487年に発刊された
『救急簡易方』には、体の具合が悪いとき“トウガラシ(椒)を煮て食べよ”という記述があり、
1527年の『訓蒙字会』でも“椒”を“トウガラシ”と明記している」と発表した。また1433年の
『郷薬集成方』や1460年の『食療纂要』では、コチュジャンを「椒醤」と表現していた。
トウガラシ日本伝来説の内容は、イタリアの探検家コロンブスが「aji」と呼ばれるトウガラシを
中央アメリカからヨーロッパに持ち込んだ後、日本を経由して韓国・中国・インドに伝わったというものだ。
権博士のチームは「唐の文献にコチュジャンに関する記録がある上、
日本の文献にはトウガラシが韓国から伝来したと記されている」と語った。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 ぺ・ソンギュ記者
URLリンク(www.chosunonline.com)
参考画像:唐辛子
URLリンク(image.www.rakuten.co.jp)
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