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「焼酎、キムチ、パプリカ、アナゴ、ラーメン、海苔…」これらの共通点はなにか？正解は「最近、日本
で大当りしている韓国産食品」だ。
今年に入って世界的な景気の沈滞で貿易量は減り、国産農水産食品の輸出も減少傾向を免れない。
しかし、国産農水産食品の日本輸出は唯一伸張傾向を続けており興味を集めている。農水産物流通
公社によれば、今年1月全体の農水産食品輸出は3億2200万ドルで前年より6%減少した。
しかし、日本輸出は1億1650万ドルで去年同月より11.1%増加した。実は去年四分期まででも全体輸
出が11.8%減少する中、農水産食品輸出は二けた増加傾向を維持するほど善戦して来た。しかし、今
年に入ってから農水産食品輸出さえ減少傾向に変わった。このような状況でも輸出が二けたの上昇
傾向を維持している点で、韓国産食品の対日輸出の成績表は立派だと見られる。
去年は対日農水産物輸出量が57万3500ｔで、前年より8.7%増えたし、金額では14億3770万ドルで
17.9%伸びた。品目別では焼酎、キムチ、パプリカなど主力輸出品目が連続的な増加傾向を維持し、
あなごとラーメンの輸出も著しく増えた。パプリカ・あなご・海苔など農水産物を含めて焼酎・ラーメン・
キムチなど加工食品の去年輸出実積は品目別で前年より13～30%も増えた。
農家の収入と直接結びつく新鮮農産物は特に日本輸出が増加傾向を見せている。なかでもパプリカ
は代表的な日本輸出成功事例。10余年前、先進国の農業技術を学んで栽培を始めたパプリカは
2003年に輸出を始めて以来、日本市場で農業強国オランダを追い抜いて1位を占めて去年の日本
輸入農産物市場でシェア60%を記録した。
加工食品の中では焼酎が去年1億200万ドル分の輸出実積をあげたしキムチは7500万ドル、ラーメ
ンは2000万ドルが輸出されてそれぞれ前年より12.5%、13.5%、23.3%伸びた。水産物の中ではあなご
輸出実積が目立つ。去年4300万ドル分が輸出されて前年より30.4%も増加した。
不況でも韓国食品の日本輸出が唯一増加傾向を見せている理由は何よりウォンに対する円の上昇
のためと分析される。輸出会社の立場では価格競争力が大きくなったという説明だ。これと共に中国
発メラミン騒動で韓国産に対する代替需要が大きく増加した点も輸出増加に一役かった。
キム・ホドン農水産物流通公社日本輸出チーム長は「日本で去年、中国産農薬ギョーザ事件、ウナギ
原産地偽装表示事件で中国産に対する不信感が高まり、韓国産食品が反射利益を見たようだ。最近、
中国産に比べて安全な韓国産農水産食品の株が上がっている」と説明した。
この他に体系的なマーケッティングが行われたという説明もある。イ・ウォンギ農水産物流通公社輸
出プロジェクトチーム次長は「日本輸出が伸びた決定的な原因は円高だが、体系的なマーケッティン
グが効果を見た側面もある」と説明した。彼は「去年11月初めから年末まで55日間、輸出特別対策
班を構成して100大輸出業社1対1集中支援、海外事務所活用、イオン・イトーヨーカドーなど大型流
通業社バイヤー販促行事などを通じて2億ドル追加輸出ができた」と付け加えた。
専門家たちは地理的に近い日本の場合、相対的に新鮮農水産食品輸出が容易で、今後とも国産食
品輸出は持続的に増えるだろうと分析している。これによって農水産物流通公社は今年上期に日本
などを中心に40余回の博覧会と販促展を開催する一方、アスパラガスを新しい日本輸出品目に育成
する方針だ。
ソース：毎日経済(韓国語) 円高で国産食べ物 日 輸出大当り
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