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◆対策
江原道は1月中旬から井戸(筒井戸)・池・湧き水などを代用水源として開発することを決めた。
軍の各部隊・消防・民間が総出となり給水体制を構築し、一日に車90台を投入し3500トンを給水している。
全羅南道も山間地域の小規模上水道利用地域を中心に井戸の整備を推進、第1弾として約70カ所を
整備した。さらに2月末までに123カ所、3月末までには104カ所を整備するため、環境部の支援を
待っている。全羅北道もまた、被害が深刻な107地区で井戸を整備、150億ウォンを投じて貯水池
171カ所を浚渫(しゅんせつ)している。
だが、代替水源の確保がすべて順調というわけではない。太白市が河川5カ所で水質検査を行ったところ、
4カ所から硫酸イオンなどの成分が検出され、飲料水として使用できないと判断した。キム・ジンソン
江原道知事は、南部を「特別災害地域」に指定してほしいと政府に要請。ところが、「市・郡別の被害額が
35億ウォン(約2億3000万円)に達した場合、特別災害地域に指定できる」という法的条件を満たして
おらず、ほぼ不可能とみられている。キム知事は10日、江陵市を訪れた李明博大統領に対し
「関東ダムの貯水能力向上」「漏水率低下のため、老朽化した配管の交換作業費用784億ウォン
(約51億円)を含め、1120億ウォン(約73億円)の資金援助」を要請した。また、環境型中小ダム7カ所の
建設に3621億ウォン(約234億8000万円)が必要だとしている。
しかし、まとまった雨が降らない限り、こうしたすべての労力は水の泡となる。全羅南道庁の上水道
担当者は「今すぐにでも50ミリ以上の雨が降りさえすれば、干ばつは解消できる。5月まで干ばつが
続けば、深刻な事態になるだろう」と表情を曇らせた。
李明博大統領はこの日、「2015年には水を配給しなければならない時代になるかもしれない。早急に、
緊急時に備えた水資源確保・水質確保に関する根本的な対策を立てる方針だ」と述べた。
太白=イ・ヒョクチェ記者光州=キム・ソンヒョン記者釜山=クォン・ギョンフン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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