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太陽電池工場が増設ラッシュ、海外需要急増で
年内に太陽電池の生産開始を予定している国内企業が、本格生産を前に工場の増設を計画していることが分かった。
環境問題への関心が高まる中、世界の太陽光エネルギー市場が急成長しており、
小規模生産では急増する太陽電池の需要に追いつかないと見込んでいるためだ。
国内では昨年から大手企業の市場参入が相次いでおり、サムスン・LGの2大グループの進出も予想されている。
日本がリードしてきた世界市場での競争は今後さらに過熱しそうだ。
12日付デジタルタイムスによると、現代重工業は4月から忠清北道・陰城の工場で太陽電池の量産をスタートする。
稼働当初の年産規模は30メガワット(MW)だが、年末までに100MWに拡大する計画で、ラインの増設を準備中だ。
同社は2012年までに年産規模を500MW以上に引き上げる方針。
まずは、光電気変換効率が16%と17%の多結晶シリコン太陽電池を生産し、将来的には20%以上の太陽電池の生産を目指す。
先月末、大邱に年産規模30MWの工場を完成させ、3月から本格稼働をスタートするミリネットソーラーは、
年産規模を来年までに100MW、10年に200MW、12年に300MWに引き上げる計画だ。
既に生産予定量の60%は輸出先が決まっており、生産開始後に工場をフル稼働しても供給が追いつかない状態という。
同社は現在、変換効率16%の太陽電池を生産するラインを備えているが、
来年増設するラインでは17%の太陽電池を生産する予定。来年以降も増設を行い、
シャープや独Qセルズのようなグローバル太陽電池企業を目指す。
半導体装置メーカーの新盛ENGは、第4四半期(10~12月)から忠清北道・曾坪郡の工場(年産規模500MW)で量産を開始する計画だ。
12年までに年産規模を4倍にし、20年まで持続的にラインの増設を行う方針だ。
ライバル社より一足先に量産を開始したKPEも例外ではない。
現在の年産規模は36MWだが、慶尚南道・昌原市に50~60MW級の工場建設を推進しており、10月に完成する見通しだ。
同社は現在、単結晶シリコンの太陽電池を生産しているが、新工場では多結晶シリコン太陽電池の生産を行うという。
従来工場のライン増設も行い、来年初めには計100MW以上の生産態勢を整える。
世界の太陽光発電市場は10年には05年の倍以上の361億米ドル(約3兆8,600億円)に達する見込みだ。
2008年2月13日
URLリンク(news.nna.jp)