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2009/02/11 13:21 KST
個人・企業向け融資の延滞率、３０兆ウォンに迫る
【ソウル１１日聯合ニュース】
金融機関の個人・企業向け融資の延滞額が１年間で６兆ウォン（約３８７６億円）増え、３０兆ウォンに迫っていることが分かった。
特に中小企業の延滞額は１年で２倍に増加した。
金融監督院と金融業界が１１日に明らかにしたところによると、金融機関全体の融資規模は昨年末現在、
１２５１兆９７００億ウォン（銀行・保険・クレジットカード会社を除く。貯蓄銀行・協同組織金融機関は昨年９月末現在）で、
このうち延滞額は２９兆１２００億ウォンと集計された。
前年に比べ２９．０％（６兆５６００億ウォン）急増し、延滞率は２．０４％から２．３３％に上昇した。
延滞額を金融業種別にみると、銀行が５兆９０００億ウォンから１０兆ウォンに急増したほか、
貯蓄銀行は６兆９３００億ウォンから８兆５８００億ウォンに、
農業協同組合や水産業協同組合など協同組織金融機関は５兆８４００億ウォンから６兆４８００億ウォンに、
保険会社は２兆８０００億ウォンから３兆ウォンに、それぞれ増えた。
これに伴い延滞率は、銀行が０．７４％から１．０８％に跳ね上がり、貯蓄銀行は１４．７％から１６．０％に、
協同組織金融機関は４．０％から４．３％に、ぞれぞれ上昇した。
保険会社の延滞率は、延滞より融資が増えたため３．９３％から３．７６％に下落した。
銀行の中小企業向け融資の延滞額は、１年で３兆７０００億ウォンから７兆２０００億ウォンと、２倍に膨れ上がった。
延滞率は前年比０．７ポイント上昇し、１．７％を記録した。
個人向け融資の延滞額は、２兆ウォンから２兆３０００億ウォンに増え、延滞率は０．５５％から０．６％に上昇した。
保険会社の中小企業向け融資の延滞額も２０００億ウォンから４０００億ウォンに増加し、延滞率は２．０１％から２．５％に上がった。
一方、景気悪化と企業構造調整の余波で、ことしの融資延滞規模は急激に増加するとの見通しが出ている。
ＩＢＫ投資証券は金融機関の融資延滞規模が４０兆ウォンを超えると推定した。
ハナ金融研究所は融資の焦げ付きによる銀行の最大損失規模を１２兆～２６兆ウォンと予想した。
金融研究院の申竜相（シン・ヨンサン）マクロ経済研究室長は「銀行や貯蓄銀行などの不良債権が明るみに出るのはこれから」
と指摘し、この問題の解決に向け企業の構造調整を継続し、社会安全網を拡大すべきだと話している。
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