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エルピーダメモリ代表取締役社長兼CEOの坂本幸雄氏は,2月6日の決算発表の場で,台湾DRAM
メーカー3社との資本提携に向けた交渉や,日本での公的支援への申請検討など,一連の報道
について回答した。台湾3社との交渉については「基本的には資本提携を結びたい。DRAMでは
日本と台湾が一緒になるのが理想的だと思う」と前向きな姿勢を示した。公的支援への申請
については「支援のスキームが決まった段階で決めるつもりだが,大きな選択肢の一つと考
えている」とした。主な質疑応答は以下の通りである。
―台湾のPowerchip Semiconductor Corp.(PSC),Rexchip Electronics Corp.,ProMOS
Technologies Inc.の3社と進めている提携交渉(Tech-On!関連記事2)の状況は。
DRAMでは日本と台湾が一緒になることが一番良いと考えており,基本的には4社で資本提携
したい。4社が一緒になれば,仮に韓国勢2社(Samsung Electronics Co., Ltd.とHynix Semi
conductor Inc.)が連合を組んだとしても,生産能力と技術の両面で互角に戦える。ただし,
2月中旬以降にならないと台湾政府からの支援のガイドラインが出てこない。このガイドライ
ンが出た後で,具体的な話に入る。
―台湾政府からの支援額として,どの程度を想定しているか。
台湾政府は(産業再生資金として)1兆円程度を用意していると認識している。同国の産業に
おいて重要な位置を占めているのは液晶ディスプレイとDRAMだ。DRAMには数千億円規模を投
じると考えるのが妥当ではないか。
―3社と資本提携を結んだ場合,現在は広島工場だけで生産しているプレミアDRAM(デジタ
ル家電や携帯電話機向けDRAM)も台湾で生産するのか。
プレミアDRAMの生産は台湾には出さない。
―米Micron Technology,Inc.と台湾Nanya Technology Corp.の連合を含む“大連合”の構
想はあるか。
まずは,われわれと台湾3社,Micron陣営がそれぞれ一つになることが先決だろう。将来的に,
機会があればMicron陣営と連合を組む可能性はある。ただし,米国メーカーと摩擦なく提携
を結べるかどうかについては,難しい問題があると思う。
>>2へ続きます
日経テックオン 2009/02/07 13:14
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