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トフティ氏、釈放へ 中国で逮捕のウイグル人東大留学生
東大大学院に留学中の平成10年2月、一時帰国中の中国で国家分裂を扇動したとして
逮捕されたウイグル人の少数民族研究者、トフティ・テュニヤズ氏が10日、11年の刑期を
終えて釈放されることが分かった。ただ、中国当局は釈放後も国内にとどめたい意向とされ、
トフティ氏が、妻子のいる日本にすぐ戻ることができるかは不透明だ。
トフティ氏の逮捕に関しては当初から不当性が指摘され、留学先の東大や民間支援団体
などが釈放を訴えてきた。国連人権委員会も2001年5月、トフティ氏への有罪判決は世界
人権宣言や国際人権規約に反するとして、中国に善処を求める勧告を行った。
また、昨年5月の胡錦濤国家主席来日時、安倍晋三元首相が「彼の奥さん、家族は日本に
いる。無事釈放され、日本に帰ってくることを希望する」と要請、胡主席が「その件は知らない
ので正しい法執行が行われているかどうか調べる」と答えたこともあった。
関係者によると、安倍氏の発言以降、刑務所ではトフティ氏の布団など身の回りの品が
一新され、待遇が改善されたという。
トフティ氏の妻、ラビヤさんは長男とともに今月5日付で日本国籍を取得した。
ソース:Yahoo!ニュース
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